夢物語
気がつくと見知らぬ場所にいた。


廊下?


先が見えなく細い。

体が勝手に吸い込まれるようだ。



コツン。



ドキッっ
いや、これは俺の靴の音。

足元を見て驚いた。


俺こんな靴持ってたっけ?



しかし、この廊下のガラスに映った
俺の服装は見たことがある。
俺の高校の制服だ。


次に思うことがある。

ガラスの奥は黒く塗りつぶされたように
真っ黒く何も見えない。


つまり、なぜ俺は夜中に
制服で廊下に立っているんだ?
ということだ。



俺は今の状況を整理するため、
冷静でいるとは思うなよ。



俺は今、バケツで水をかけられたのか⁈
というほど冷や汗でシャツが濡れている。

ついでにいうと
足がガクブル震え首が落っこちそうだ。





< 2 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop