その顔が見れるのは私だけ
そう言いながら、左耳にイヤホンを入れると
「FLOWNの曲をお聴きいただきました~。
それではafternoonradio、続いてのコーナーに参りましょう。今日は水曜日、ブックトークのコーナーです~」
確かに優しくていい声が聴こえてくる。
「本日紹介する本は…いつもと少しタイプを変えて、絵本です。タイトルは…僕とにゃーちゃん。絵本と言っても~」
『え?この絵本のタイトル…』
『沙保先輩読んだことあるんですか?』
『ううん、読んだことはないんだけど、毎朝電車が一緒の人が今朝読んでたの…偶然だと思うけど…』
『えー、もしかして沙保先輩が前に言ってたかっこいい人ですか?』
『う、うん…』
もしかして電車の人かもしれないけど、声もわからないし確証はない。
「FLOWNの曲をお聴きいただきました~。
それではafternoonradio、続いてのコーナーに参りましょう。今日は水曜日、ブックトークのコーナーです~」
確かに優しくていい声が聴こえてくる。
「本日紹介する本は…いつもと少しタイプを変えて、絵本です。タイトルは…僕とにゃーちゃん。絵本と言っても~」
『え?この絵本のタイトル…』
『沙保先輩読んだことあるんですか?』
『ううん、読んだことはないんだけど、毎朝電車が一緒の人が今朝読んでたの…偶然だと思うけど…』
『えー、もしかして沙保先輩が前に言ってたかっこいい人ですか?』
『う、うん…』
もしかして電車の人かもしれないけど、声もわからないし確証はない。