(完)年下男子に惚れました
「先輩合わせようと思ってますよね。違うんで。合わせるんじゃなくて、自分から相手が面を打ってくるように仕掛けるんすよ。んで、打ち込もうとして竹刀の先をちょっと上げたところを打ち込む。」


早口でそれだけ言って、また悠雅は打ってきた。


頭では理解できたよ?


でもだからといってできるわけではない。


「だから違いますって。相手を避けようとしてどうするんすか。相手に体当たりする気で打つんですよ。」


「うう…。」


「ほら!」


「はあい…。」


全く胸キュンなんて期待できない、悠雅のスパルタ稽古がこの日幕を開けた。



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