一方通行 1
雄「大翔が?」








少し顔を歪めた雄希から目線をそらすことなく








黙って見つめる。

























大翔が好きかなんて分からない







でも優那は大翔が好き







優那の気持ちに雄希が気づけば









二人の間になんて入れない

















そうすれば








優那を諦めてくれるでしょ






































雄「それほんとかよ。俺聞いたことないぞ。」








歪ませた顔を、瞬時に笑顔にすると








先ほどと変わらない素振りで








そう言った。




























無理してるの?







我慢したって意味がないよ

















雄希の目に優那しか映ってないなら








私があの二人の姿を








雄希の目に焼き付けるから





































優那が羨ましいだけなんだ








誰かを傷つけたいわけじゃない








ただ









雄希に私を見てほしいだけ








好きになってほしいだけ







































この時から








周りを考える余裕なんてなかった








自分のために









嘘をつく事しかできなかった。
< 122 / 149 >

この作品をシェア

pagetop