一方通行 1
雄「美味かったな。また四人で来るか。」









帰り道、夕日の下を歩く私達









さっきの話など聞いていなかったかのように明るい雄希。









「うん、そうだね。」








私はと言うと、あんな嘘をついた罪悪感に少し苛まれる。









大翔を利用するような事をした自分を、心の中で罵倒する。








親友なのに、自分事しか考えてなかった・・・





























はぁ、と思わずため息をついてしまう。


















雄「何だよ、行きたくない?」








「え?」









突然視界に現れた雄希の顔に驚く。









雄「ため息吐いてたし、今日も嫌だったか?」







心配そうな表情を見せると、ぎこちなく言った。



















やばい、思いっきり態度に出ちゃってた








「違う違う!嫌じゃないよ!」







必死に手をブンブン振って、言う。









雄「なら良かった。」







素直に信じた雄希は笑顔を見せると









ポケットに突っ込んでた手を出した。




























雄「ほら、出せ。」









当たり前のように、突き出された左手。








もしかして、落ち込んでるって思われてる?







確かに落ち込んではいるけど・・・




























「今日は、機嫌悪くないけど。」








少し不満そうに雄希を見る。
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