一方通行 1
いつからだっけ、気付いたら好きだった。








同時に、涼介は碧が好きなんだって気付いた。









それからは気持ちが気付かれないようにって、必死に幼馴染を演じてきた。









だって、他人だったら近くにいられない。









幼馴染って特権があるからこそ、近くにいられるのだから。


















それでも優那といる雄希は、私とあまり話さない。
優那にばかり、笑顔を見せる。







好きな人といたら当然なんだろうけど。








そんな二人を見て毎日、憂鬱になったりする。








かと言って、碧が嫌になることはない。
その辺はやっぱり、姉妹なんだなって思う。









唯一の救い、優那は雄希を幼馴染として見てるってことがあるからかな。








でもたまに嫉妬心で、不機嫌になって冷たくなる時がある。
そう言うとこは、直さないとなと反省してるとこ。





























大「なー、凛那。」








うつぶせたまま顔をこちらに向け、私を見上げる大翔。








「なに。」








鞄の中の物を机に収めながら、適当に答える。







どうせ大したことじゃないだろう。




























大「なんでもない。」









「じゃあ呼ぶな。」









どうせそんな事だろうと思った。









暇さえあれば、私に絡んでくる大翔。
大概は暇つぶしに遊ばれてるだけだ。
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