一方通行 1
「何見てんの。」
いつまでもこっちを見てる大翔に、怪訝そうに言う。
大「暇、相手しろ。」
「勉強しろ。」
ノートを開き、シャーペンをカチカチする。
大翔に目もくれることなく、黒板に見入る。
大体、授業中こんな奴が成績上位ってどういうことよ。
確か前に言ってた
ノート見れば楽勝とか言ってたっけ。
その発言にムカついたのを、今でも覚えてる。
・
大「えー、かまえよー。」
終いには、シャツの袖を引っ張ってきた。
「ちょ、ウザい。」
振り払おうとするが、強く掴まれてて外れない。
・
・
雄「ちょ、お前ら動くと黒板見えない。」
後ろからの声に振り向くと、呆れ顔の雄希と、笑ってる優那。
そりゃ、呆れもするよね。
毎日、こんな感じだし。
・
・
「すいませんね。」
ワザとらしく顔を歪めると、悪びれる事もなく言う。
大「じゃあ、教室出よーよ。」
よほど授業がダルいのか、ぶっ飛んだ事を言い出す。
バカな私がそんな事、出来るはずもない。
「却下。」
きっぱり言うと、前を向き直した。
・
・
折角話せるチャンスだったのに
それでも、優那もいるんでしょ?
差なんて歴然としてる
わざわざ傷つく道など選ばない
結局、優那がいるときは
雄希にとって私は不要なのだ。
・
・
優那がいるときは、雄希を独り占めできない
これがこの数年間で学んできたことだ。
いつまでもこっちを見てる大翔に、怪訝そうに言う。
大「暇、相手しろ。」
「勉強しろ。」
ノートを開き、シャーペンをカチカチする。
大翔に目もくれることなく、黒板に見入る。
大体、授業中こんな奴が成績上位ってどういうことよ。
確か前に言ってた
ノート見れば楽勝とか言ってたっけ。
その発言にムカついたのを、今でも覚えてる。
・
大「えー、かまえよー。」
終いには、シャツの袖を引っ張ってきた。
「ちょ、ウザい。」
振り払おうとするが、強く掴まれてて外れない。
・
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雄「ちょ、お前ら動くと黒板見えない。」
後ろからの声に振り向くと、呆れ顔の雄希と、笑ってる優那。
そりゃ、呆れもするよね。
毎日、こんな感じだし。
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「すいませんね。」
ワザとらしく顔を歪めると、悪びれる事もなく言う。
大「じゃあ、教室出よーよ。」
よほど授業がダルいのか、ぶっ飛んだ事を言い出す。
バカな私がそんな事、出来るはずもない。
「却下。」
きっぱり言うと、前を向き直した。
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折角話せるチャンスだったのに
それでも、優那もいるんでしょ?
差なんて歴然としてる
わざわざ傷つく道など選ばない
結局、優那がいるときは
雄希にとって私は不要なのだ。
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優那がいるときは、雄希を独り占めできない
これがこの数年間で学んできたことだ。