一方通行 1
これ以上、その場にいられなくて









コーンの入ってた紙を、クシャクシャにすると立ち上がった。



















大「どこ行くの?」









「ゴミ捨ててくる。」









それだけ言うと、ごみ箱とは反対に歩いていく。









近くに公園あるから、顔でも洗おう。








少しでも、心を晴れさせたかった。





























夕日の下、走り回ってる子








砂場で遊んでる子たちがいた。



















「高校にもなって公園って。」









そう考えると、少し笑えてくる。









それでも小さい頃、嫌と言うほど遊んだ記憶がよみがえる。







































ブランコに乗ってる男の子と女の子









昔の私と雄希を思い出す。



















私が先に乗ってたのに、後から来た男の子に無理やり奪われたことがあった。








突き飛ばされて、擦り傷もできて大泣きしてた。









でもそんな私を見て、雄希が奪い返してくれたんだよね。








自分より体格の大きい子に、ボロボロになりながら立ち向かって









『泣くな。取り戻したぞ。』








って、傷だらけの顔を無理やり笑わせながら。
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