君に遺された恋
「駄目だってそんな大きい声でっ!」

ベルは私と同い年で、私がレグルス様に想いを寄せている事にもすぐ勘づいた厄介な新人!

「だぁってぇ!そんな死んだ魚みたいな目ぇしてさー。見てられないよぉ。」


ベルの哀れんだ目が私の心を見透かしてくる。


「レグルス様はミラ様にご執心だし、私の入る隙間なんてないよ。」


「諦めるの?王子があの女とイチャつく事応援すんの?」

「嫌…だけど…しょうがない。今は仕事仕事仕事ー!」

私はそう言うと、精一杯気丈に振る舞ってベルをベッドに押しやった。


私、きっと今、歪んだ笑顔だったなぁ…
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