久瀬くんは〇〇恐怖症
「…皐月?」

不意に高い声が聞こえて、

久瀬君と同時に声の方を振り返る。

するとそこには…

「わ…」

思わず息を飲むほどの美少女…

「皐月…だよね?久瀬皐月くんでしょ?」

そう言って近づく美少女に、

久瀬君は眉を寄せて考え込み、

ふと閃いたようにはっと目を開いた。

「結奈(ゆな)っ?」

…結奈…?

「あっ、やっぱり!
皐月、久しぶり〜!」

そう言って久瀬君のもとに駆け寄ってくる美少女。

「ああ、久しぶり…けどなんでここに?」

「帰ってきたの!10年ぶりだよ、信じられる?」

「もう10年か…すごいな」

「うんうんっ」
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