久瀬くんは〇〇恐怖症
そう弾んでいく会話をただ外野から見ている私は、

久瀬君が女子と普通に喋る姿に、

違和感を感じるのと同時にズキッと胸が痛む。

「…っと、あれ、彼女さん??」

そう言って不意に私を見る美少女。

って、彼女!?

「ち、違いますっ!
私の兄と仲良くて…」

「そうなの?」

「はい。
自己紹介遅れてごめんなさい、下梶優雨です。
双子の兄が久瀬君と仲良くて、私と久瀬君とは友達です」

そう言うと美少女がそうなんだ…と言って自己紹介。

「はじめましてっ、私は天瀬結奈(あませゆな)。
皐月とは幼なじみで、5歳のときの私の引越しで会うのは今日で10年ぶり。
よろしくねっ」

そう言って微笑んだ結奈ちゃんに私も微笑み返す。

「うんっ、よろしく」

< 198 / 293 >

この作品をシェア

pagetop