陽だまりのなかの僕ら
「桜輔が、未桜さんとまた付き合い始めたら?」
「・・・え・・・・・・?」
明らかに動揺する私に、藍実はニヤッとした。私は慌てて布団をかぶる。
「な、なんでおうちゃんなの?!」
そう言ってる間にも、私の心臓はバクバクいっている。
「なんでって・・・。詩麻、あんたが明らかに妬いてるからよ。」
「焼くって、何を?!」
藍実、今回だけは本当に意味がわからないよ?
「だーかーらーっ!」
藍実がかぶっていた布団をはがして、ベッドの上で正座をした。
「あんた、詩麻が、桜輔に、恋してるんだってことだよ!!こんの鈍感!!」