地獄の果てでキミを愛す
「他の男の事を考えているのだろう……?
早くここから逃げたいと、俺を騙しているのだろう!!」



直哉は豹変した様に
仰向けになっていた私の上にのってくる。


逃がさない様に、と。
私の両腕を纏めて上に手で押さえつけて。



「そんな訳ないでしょ!」



叫ぶ声すら
貴方の心には届かない。


直哉は少し変わってしまった。


私を愛してくれている気持ちは変わっていない。

だけど……。


あの日、キッチンに行こうとした私を
逃げるのではないかと勘違いした時から


直哉の心は更に黒く染まっていったんだ。
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