地獄の果てでキミを愛す
「私は貴方を愛してる。
離れたりなんかしない、だから戻ってよ……。
前の直哉に……戻ってよ」


切ない想いをこめて直哉を見つめる。

だけどそんな私を鼻で笑うと
すぐに鋭い目で睨み付けながら私の胸に手を伸ばす。


「やめ……」

「やめて?お前のやめてはもっとって事だろう?」


怪しげな笑みのまま
直哉は私の胸を強く揉みだす。


痛みに顔を歪めながらも
私の体は快感に溺れていた。

直哉に触れられるだけで
体がおかしいくらいに反応する。


「体はこんなにも素直なのにな」

「直哉……私は!」

「逃がさねぇ、逃がさねぇよ」


理性の欠片もない直哉

もうきっと私は逃げられない。

彼からは決して……。


そう諦めかけた時
私を助けるかの様にチャイムが鳴り響いた。
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