涙も枯れて〘短いよ〙

私はどうやら手のかかる子だったようだ

その頃の話を軽く微笑みながらする母を見るたびに私はココロが痛む

私を産むために何もかも捨てたのだ

感謝もしているが本当に私が産まれて良かったのかと思う

私が1歳の時母は新しい男を作った

母はその男を愛していた

私も大好きだった

その男はとても優しく母の連れ子である私の本当の父になるべく常に一生懸命だった

そのために私は一度養子縁組に入れられ再び二人の子供として引き取られる形となった

だから今は母と戸籍上は養子の関係になっている

弟も出来た。1歳の時だったため覚えてはいないが弟と笑い合う写真が今でも残っている

だがその男あまり賢くなく優し過ぎた

知り合いにお金を貸したり

パチンコ店でお金を使う様な人だった

そして母はお義母さんにドラマでありがちな虐めにあっていた

その男はヤクザの人間だった

沢山の舎弟を引き連れていた強い人間だったが母は耐えられなくなった

金もないのに友人に金を貸したりパチンコ店で浪費したり、お義母さんからの虐め

母は弟と私を連れて離婚しようと言った

男は弟と私を育てると言ったがそこで二人は喧嘩になり弟は男の方に私は母の方に別れた

こうして1歳下の血の繋がった弟と離れ離れになった



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