もっと、キスして


「凛~っ!!!もー、メールも電話も何もしてくんないから不安だったんだから!!!」


朝からちのに抱きつかれそんなことを言われる。



やっぱ学校っていいな。


自分がちゃんと人間らしくいれて、必要とされて。


ちのやPolarisに愛されて。



幸せだと思った。



「ごめんごめん。ちょっといろいろ大変で疲れすぎてケータイ見る余裕なかったんだって。

病院じゃ特定の場所でしか使えなかったしさ。」



「まあそんなとこだろうと思ってたから何も言わないけどさ。


元気そうでよかった。

今日からはまた普通に学校来れるんだよね?」



「もちろん。心配してくれてありがとう。」



私を本気で心配してくれる人がいる。


この子を一生大切にしたいと思った。



「私、ちののこと一生大切にする。」


「え、何急に。愛の告白?」


「そうかも。

ちのと会えてほんとによかった。」


「えー…なんなの凛ほんと…っ、

泣けるからやめてよ──…っ」


それを見たクラスの子は二人ってホント仲いいよねって笑ってた。


< 87 / 187 >

この作品をシェア

pagetop