悪魔に取り憑かれました。
昼休み。


教室でお弁当を広げるけど、やっぱり食欲がわかない。



「ご飯くらいちゃんと食べなさいよ?」


ミユちゃんは心配そうにこっちを見た。


「うん…」



卵焼きをかじる。


味なんて分かんないや…。



「あ、でも真珠意外と食べれてるね!」


リナちゃんがホッとしたような顔でこっちを見た。


…へ?



お弁当箱の中にあった唐揚げやウインナーやブロッコリーがなくなってる。


「ごちそーさん」



頭の上から声がする。


ダイヤの仕業か。



でもここで怒るとみんなに変に思われるから無視。


まあ別に怒ってはないんだけど…。



卵焼きをなんとか食べて、お弁当箱を閉じた。



「藤井さん、あの…」


「え?」



クラスの女の子に肩を叩かれる。


「2年の黒川先輩が呼んでる…」



入り口の方を見ると、黒川さんが微笑んで手招きしていた。
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