悪魔に取り憑かれました。
「お前顔色悪いぞ」


「気のせい気のせい」


「…あんた誰と話してんの?」



ミユちゃんが顔をしかめる。


私はハッとして首を振った。



「独り言だよ!」


「ふーん…あんた最近多いね」



チャイムが鳴って、ミユちゃんもリナちゃんも席に戻っていった。


先生が来て、授業が始まる。



最近、ダイヤが私にしか見えてないってことを忘れて、周りの人に怪しまれることが多い気がする…。



「お前独り言多い変なやつだと思われてんぞ」


「うるさいわねあんたが話しかけるからでしょ!」



周りに聞こえないように、小声で言った。


ここでふと、疑問に思ったことを聞いてみる。


「…ねえダイヤ」


「なんだよ」


ダイヤが首をかしげる。



「あんた私に取り憑いてる悪魔でしょ?なんで助けてくれるの?」



悪魔のダイヤにとっては、私がそのまま不幸になったほうがいいはず。


なのに最近は助けてくれてる。


なんで?



「…そんなの決まってんだろ」


……え?


ダイヤは真剣な顔つきになる。



でもそのあとニヤリと笑った。



「俺の手で不幸にしなきゃつまんないだろ?」




…忘れてた。



こいつは悪魔の上に根性悪…………!



あんまり腹が立ったから、そのまま無視して机に突っ伏し続けた。


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