悪魔に取り憑かれました。
なんとなく、身体に魔力が充ち溢れるのを感じた。


それだけ、天使を殺すのは悪いことってことなんだろう。



ふと振り返ると、ルビーが目を見開いてこっちを見ていた。


「す、すごいわね、天使を抹殺するなんて……目の色真っ赤になってるわよ」

「ああ、でもこれで最後だ」

「え?天使を殺すのが?」

「いや、そうじゃない」


俺は心に誓った。


「もう、人を不幸にするのはやめた」



ルビーはきょとんとしていたが、少し経って、驚いた顔をした。



「…はあ!?」


ルビーが急に俺の胸元を掴む。


「あんたなに言ってんの!?もう人を不幸にするのやめたって、それじゃどうやって生きてくつもりなの!?」


ルビーの手を掴んでゆっくり胸元から離しながら言った。



「あとどれだけ生きられるか分からないけど、残りの人生はあいつを守るために使いたいんだ」

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