悪魔に取り憑かれました。
この声は……。


ゆっくり顔を上げると、白金先輩がいた。

心配そうな顔をしてる。



「何かあったの?」

「あの、真珠がちょっと体調崩しちゃって、保健室に連れてくところなんです」


すると、身体がフワッとするのを感じた。


…え、お姫様だっこされてる?

しかも白金先輩に…!?


「女の子1人で支えるのは大変でしょ、俺が連れてくよ」


急に顔が近くなって、ドキッとする。


周りの人がみんなこっち見てる。

恥ずかしい…!



ニコニコ手を振るミユちゃんを背中に、白金先輩にだっこされて保健室へ向かった。


保健室に入ると、先生はいない。



「ベッド空いてるし、ここで寝てなよ」


白金先輩がゆっくりベッドに下ろしてくれる。


「あ、ありがとうございます…」

「真珠ちゃん、最近元気ないよね。声掛けても上の空だし」

「ご、ごめんなさい」

「そうじゃなくて!」


白金先輩が顔を近づけた。


「何か悩みでもあるの?」
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