悪魔に取り憑かれました。
またドキッとする。


白金先輩がじっと私の目を見る。


でも……

とても相談できないよ。


「なんでもないです」

「うそでしょ。それとも、俺じゃ相談相手にならない?」

「そ、そういうことじゃ…」


次の瞬間ー…。


「…えっ……!?」


気づけば、白金先輩の腕の中にいた。


訳の分からない状況に、頭がパニックになった。


心臓がすごい速さで動いてる。

顔がかあーっと熱くなるのを感じた。


「あ、あの、先輩……!?」

「真珠ちゃんがつらそうにしてると、俺もつらいから」


そしてもっと強く抱きしめられた。



「好きだよ」
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