悪魔に取り憑かれました。

ありがとう

身体がふわふわする。


痛くない。



死ぬって、意外と痛くなかったんだ。



こんなにあっけないなんて。



ゆっくり目を開ける。



目の前には、街と空。



「…え?」


景色は下がっていって、空が広がる。



落ちるどころか、まるで昇ってるみたい。


なんで…?



「お前、何してんだよ」


!?


この声は………。



振り向くと、怖い顔をしたダイヤがいた。



「え!?なんで……っ!?」



だんだん状況が分かってきた。



私は、ダイヤにお姫様だっこされて、空を飛んでいた。
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