お金持ちなんて大嫌い!
「べ、べつに……」


私は私の顎にある桐谷の手を叩いて、顎から外させる。


「困ることなんてないけど……」


その後、桐谷ならもっと突っかかってくるかと思ったけれど、そんなこともなく。


2人の間に何故か思い沈黙がのしかかる。


会場内は騒ついているはずなのに何故かこの辺りだけは無音に感じられた。


「ねぇ、聞いてもいい?」


「あ?なんだよ」


「あの2人って付き合ってるの?」


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