Polaris

「キョンキョン……」

「きっと……何度だって好きにさせてみせる。辛くても、悲しくても、樹が隣にいるなら……私、何度だって頑張れる」


きっと、大丈夫。

樹がいる限り、私は負けない。絶対に、諦めない。


「二度だって、三度だって……ずっと、諦めずに追いかけるから」


何度忘れたって、きっと大丈夫。

樹が忘れてしまったって、私が覚えているじゃない。私だけは、忘れずに覚えているから。

貴方に貰った言葉も、温もりも、優しさも、たくさん愛されたことも。全部、全部、覚えているから。


だから、覚悟してて。



「……私が、貴方の人生で最後の好きな人になってみせるから」








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