男な女と女な男
「あぁぁ~もう!!輝~…これ教えてくれ!」

「それはね,…ほらこうしたら。」

「なるほど!!お~出来た!!さんきゅー」

樹里は再びルンルン気分で問題を解き始める。

それを,ムッとした表情で見ている瑞樹。

そして,その光景を面白そうに見ている瑠実と秀。

「あっ,そーいや藍那どうしたんだよ。」

「藍那はデートで来てないよ?」

「あっそう。
なぁ…これ終わったらパーッとどっか行かねー??」

机に顔を伏せながら言う樹里。

「うん。行きたい!」

にぱっと笑顔で言う輝。

「おー!い~ね!っとよし!終わり~♪」

瑠実は宿題が終わった様子。

「ってか,終わればな。後お前だけだぜ?」

勉強道具を鞄にしまっていく秀。

「いつになんだろーなぁ」

樹里の教材を覗く瑞樹。

「だぁぁぁ!!てめぇら!バカにしやがって!そんな事言うなら手伝え!!」
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