男な女と女な男

｢異性を意識した事がないのか??｣

驚いた表情のまま質問する瑞樹｡

それに黙って頷く輝｡

｢うそぉ～何だかホントに２人の初めて好きになる人がどんなのかすっごい気になる～♪｣

やけにテンションの上がっている瑠実｡

｢そんなやつがでてこればの話だろ～?多分あたしには現れないね｡って…そーいや…諏訪に好きな人いるとか聞いた事ねーけど｡｣

樹里がそい言った瞬間,瑠実と秀が顔を見合わせ面白そうに笑った｡

｢いるに決まってんだろ｡｣

吐き捨てるように言う瑞樹｡

｢瑞樹くんって好きな人いたんだ!｣

何も知らない輝は驚く｡

｢諏訪～誰だよ～｡みずくせーぞー｡｣

｢僕も知りたい!!｣

｢あ～,輝だけにまた教えてやる｡｣

知りたそうに瑞樹を見る輝と輝に対し輝にだけ教えると言った事に少しキレ気味の樹里｡

｢あぁ??何であたしには教えてくれねーんだよ!｣

｢お前にもまた時が経てば教えるっての｡｣