男な女と女な男
-放課後-

輝はドキドキしながら校門前で秀を待っていた。

「おぅ,輝。待たせて悪ぃな。」

ビクッ

輝は名前を呼ばれビクッとする。

「おいおい,何でビクッとすんだよ。」

苦笑する秀。

「え,あ…だってこういうの初めてだから。」


「…やべっ。相手男なのに瑠実に対して罪悪感わくんですけど。」

少し挙動不審な輝を女の子っぽく見てしまい,変に意識した秀なのだった。

「え,どうして???」

そして自分を全く分かっていない輝だった。

「何でもねぇよ…んじゃちょっとファーストフードでも行って話すっか。」

「うん。」





駅前のファーストフードの店は安くて学生に人気な為放課後は学生で賑わう。

そんな中に輝と秀はいた。

「で…話って…。」

「いや,大した事じゃねぇんだけど…。」

「ん?」

ジュースのストローをくわえ首を傾げる輝。

「直球で言うとだな…お前樹里の事好きだろ??」


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