男な女と女な男
「あ~…それ確実!」

秀は本当に何も分かっていない輝にケラケラ笑う。

「…そうなの?」

黙って頷く秀。

「うわぁ~…恥ずかしい…。」

真っ赤になりながら俯く輝。

「お前,男なんだから恥ずかしがらずにアピールでもしろ!!」

「自分の気持ちが分かっちゃったらアピールも…しにくいよ。」

「輝…聞いちゃ悪いけどオカマじゃないよな??」

「失礼な!!女々しいとは言われるけどオカマじゃない!!」

秀はケラケラ笑いながら悪かったと謝る。

「まっ,どっちにしろこれで瑞樹とはライバルって事だな。」

「瑞樹くんとライバル…。」

輝は真剣な表情で呟いた。
それに秀は黙って頷く。

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