男な女と女な男
「へぇ~…輝が…ねぇ。」

ひきつり笑いで輝を横目で見る瑞樹。

友達が同じ人を好き。

付き合っているわけではないのに複雑な気持ちになる。


「あらま…大変だねぇ…」

瑠実もチラッと輝を見る。

「おい,お前ら誰にも言うなよ!?」

「わかってるって。」

「あぁ。」

「了解~。」

3人の返事を聞いてホッとする秀。

「何が了解なんだよ。」

・・・。

秀の後ろに樹里が立っていた。

その場の空気が固まる。

ヤバイ!!!!

と,4人は焦った。

「何こそこそ話してたんだ?」

何も知らない様子で聞いてくる樹里にホッとする一同。
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