俺様黒王子とニセ恋!?契約
不参加なわけないじゃない。
篤樹のプロジェクトなら、他を投げ打ってでも参加する構えがある。
そう思ってるのをわかってるくせに、篤樹は意地悪だ。
無言で軽く睨むと、篤樹はやっぱり余裕の笑みを私に向ける。
「頼むよ、相棒」
そして、そんな言葉で私の心を浮き立たせる。
頷くしか、ないじゃないか。
一歩先に立って廊下を歩き出す篤樹が、澪、と私の名前を呼ぶ。
「……片桐さん、会社」
誰が聞いてるかわからない、と短い言葉で抗議するのに、篤樹は全く気にした様子もない。
そして、それどころか……。
突然、ピタッと立ち止まる。
惰性で追い付いてしまった私を迎え撃つように、そっと身を屈める。
「……っ……」
思わず頬を押さえて、まっすぐ篤樹を見つめてしまう。
「金子さんには知られてるし、公認でイチャイチャ出来るな」
まるで歌うようにそう言って、身を翻す篤樹に、もう溜め息しか出ない。
こんなんじゃ、金子さん以外の他の同僚にも気付かれるのは時間の問題だ、と思う。
けれど、篤樹がそれでいいのなら、私もそれでいいと思う。
逃がさない、と言ったのは篤樹だ。
そして、逃げないと心に決めたのは私だ。
彼の背中を見つめて、微笑んでしまうのも私なんだから。
篤樹のプロジェクトなら、他を投げ打ってでも参加する構えがある。
そう思ってるのをわかってるくせに、篤樹は意地悪だ。
無言で軽く睨むと、篤樹はやっぱり余裕の笑みを私に向ける。
「頼むよ、相棒」
そして、そんな言葉で私の心を浮き立たせる。
頷くしか、ないじゃないか。
一歩先に立って廊下を歩き出す篤樹が、澪、と私の名前を呼ぶ。
「……片桐さん、会社」
誰が聞いてるかわからない、と短い言葉で抗議するのに、篤樹は全く気にした様子もない。
そして、それどころか……。
突然、ピタッと立ち止まる。
惰性で追い付いてしまった私を迎え撃つように、そっと身を屈める。
「……っ……」
思わず頬を押さえて、まっすぐ篤樹を見つめてしまう。
「金子さんには知られてるし、公認でイチャイチャ出来るな」
まるで歌うようにそう言って、身を翻す篤樹に、もう溜め息しか出ない。
こんなんじゃ、金子さん以外の他の同僚にも気付かれるのは時間の問題だ、と思う。
けれど、篤樹がそれでいいのなら、私もそれでいいと思う。
逃がさない、と言ったのは篤樹だ。
そして、逃げないと心に決めたのは私だ。
彼の背中を見つめて、微笑んでしまうのも私なんだから。


