湖都子のポエム4

淡い期待、叶わなかった恋


現実ってヘビーだな…
一瞬でも淡い期待をしてしまったのが
恥ずかしい

もしもまだ間に合うなら…
もう一度やり直せる…かな?
少しでも期待してしまった自分が恥ずかしい

ダメだ…
これ以上考えると心の中が
真っ黒い塊で埋め尽くされる

誰が悪いわけでもない
頭ではわかってるんだ
わかってるのに許せない

でも…なぜ…?
想いが零れるのは…なぜ…?
涙が零れるのは…なぜ…?
涙は雨のように落ちていく

吹っ切りたいことがあると人ごみを独りで歩く
人ごみの中に色んなものがポロポロと零れてく
忘れられると思ったのに…忘れられない
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「勇気出せば届くかもしれないんだよ。頑張ってよ。きっと上手くいくから、ちゃんと気持ち伝えて…」
琴里に背中を押され、思い切って告白した。これからも、あなたのとなりで…現実には叶わない夢だってわかった。だけど、この恋を忘れない。

彼がそこまで好きになるなんて思ってなかったんだ。どこかで、また付き合ってくれるかも…って期待してた。
「ゴメン」…この言葉が全てを物語っていた
一筋の涙を流す。

走り去り、人ごみの中を泣きながら歩いた。これで、吹っ切れる…これで…もう…なんでだろう…私だって本気で…胸に残るモヤモヤ…どうしようもない嫉妬。彼への気持ちは変わってない。もう、片思いでもいいって、決めた。
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