湖都子のポエム4

片思いのまま終わるなんてやだ

笑顔が可愛いなって思って
ずっと見てるうちに
オレの隣で笑ってくれたらな…って

時々目が合って時々些細な会話をする
それだけでも大切な繋がり

現実では何もおきてないのに
あれこれと空想する

決めた
もうあの頃みたいに
何もできないまま後悔したくない
精一杯頑張る…んだ

彼女のことをただずっと考えてる
胸がドキドキして破裂しそう
頑張って勇気を出さなくては

あの時…勇気があれば…情けないよ
前のように諦められない

ちょっとでもいいから希望がほしい
こんなに好きなんだから
片思いのまま終わるなんてやだ
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中学の時から片思い。琴里ちゃんは、仲のいい男がいて、告白できなかった。でも、やっぱり好きで…同じ高校を受験したんだ。でも、クラスが違い、話すこともないまま一年が過ぎた。

学年が変わり、ついに同じクラスになれた。そして、隣の席になれた。たとえその他大勢の1人だとしても、俺には奇跡みたいに嬉しい。

あの男とつきあってるんだと思ってたのに、ただの幼なじみだったのか。マジか…じゃ、あの時諦めてなかったら、違っていたのかもしれない。もう二度と同じ間違いはしたくないから…

席の周りに同じクラスになった女が群がる。もっと琴里ちゃんと話したいのに…琴里ちゃんは友達の杏里ちゃんのところにいっちゃった。琴里ちゃんがいないと、楽しかった時間がたちまちつまらなくなってしまう。

チラッと2人の方を見ると、席の近くの男と話してる。イライラする。俺って、こんなに嫉妬深かった…んだ。醜い嫉妬心

琴里ちゃんには、想いが届かなくて、切なさが募っていくばかり。ほんの少しでいいから、この想いに気づいて…

風が窓を揺らす。こんな日は、琴里ちゃんが隣にいてくれたらいいな…なんて空想して、胸がキュンとする。ダメだ…オレ。頑張れ…オレ。こんなんじゃ、いつまでたっても前に進めない

早く明日にならないかな?早く会いたい…な

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