湖都子のポエム4
重ならない気持ち

幼なじみだから
いつも近くにいたけど
そんな顔見たことなかった

私が鈍感だから傷つけた
だけどどうすることもできなかった

彼は悲しみの中生きている

最初から決めていた
彼に釣り合う人を好きになったら離れる
そう決めていた

何度も言い聞かせたのに
もやっとした嫌なきもちになる
彼と一緒にいる時間が増えたせいだ

私は彼と釣り合わない
私は彼にふさわしくないと思う
彼を幸せにするんじゃなきゃ意味ない
冷静に考えたいのに…考えたのに…
少し…なんか…
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彼の両親が離婚したこと、引きこもって高校を辞めて働き始めることになったことを聞いていたけど、信じられなかった。

久しぶりに会った彼は、私の知っている彼の顔ではなかった。あんな辛そうな顔をしているのに、何もできなかった。

男2人で、料理を出来ないって聞いて、料理を作ってあげることになった。

急に変わったり、焦ったりしなくても、これからは隠し事しないで…

だけど、私より、もっと彼にふさわしい人がいるんじゃないか…ずっと続くはずないって思っていた。


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