湖都子のポエム4

恋は狂気へと…


いつだってこれ以上ないくらい好きだった
時間が進めば進んだ分だけ気持ちが増えた

ずっと続くと信じていた
いなくなることなんて考えもしないで
こんなに苦しいなら
こんなに好きになるんじゃなかった

なんでわかんなかったのかな…
今までの関係が終わってしまうかもしれない
未練を断ち切れない

彼は私のものなんだから
絶対に渡せない
離れてる間もずっと彼だけを想ってた
これ以上離れていたくないって思った

彼のそばにいたい
彼は私の大切な人だから
絶対に失いたくない
私のそばにずっといてほしい
近くにいても離れていても
絶対に変わらない

彼だけが好き
彼と離れたくない


恋は狂気へと…
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病院に行くと、蓮の病室から話し声が聞こえる

なんで琴里といるの?胸がズキズキと痛んで、心が苦しくなった。私は、蓮と離れていたのに

病室から出てきた琴里。腕を掴んで、病院の外に連れ出した。
「なんで、あんたがここにいるのよ。あんたって、蓮のなんなの?」
「蓮くんのお父さんが、私のお母さんと知り合いで…」
そんなの知らない。
「バッカみたい。自分が蓮と似合うと思ってんの?あんたみたいな人には、蓮は似合わないんだから」
「お見舞いにきただけで…」
「だったら、もうこないでよ。あとは私がいるから」
そのまま帰っていく琴里。

そばにいたい。離れてなんていられない。沢山の想いで好きになったんだよ。離れていたら、またこんなことがおきるんだ…

病室の蓮に会いに行くと、会いたくないって…なんでそんなこと言う…の?そんなことを言う蓮が許せなかった。なんで、みんな私の邪魔するの…



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