湖都子のポエム4

何もなかったように…今まで通りにはもどれない


思い出を忘れないと思ってた
だけど記憶はどんどん薄れていく
それが寂しい

恋愛経験がない私
何が恋なのかわからない

私達はすごく仲良しだった
でも恋はしていなかった
今は…わかるよ

彼も私のことなんて気にしていない
このままでいいんだ
全然会ってないし
その方がいいに決まってる

だからこれ以上迷わせないで
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久しぶりに会う幼なじみ。

「彼女とは付き合ってない。だから、今まで通り幼なじみとして…」
「私は無理。平気でいられない。今まで通りなんてできない。もう、あの頃のままじゃないんだから…」
「頼む…頼むから…考え直して」
「もう決めたの…」
「なんでだよ…なんで…俺、あきらめらんねー…あきらめない」
あなたと彼女、2人を見てお似合いだなぁって…思ってから、自分の気持ちに気付いたんだ。きれ綺麗な人。私とは正反対。だから、彼と私は不釣り合い。
「大切な幼なじみではあるけど、好きじゃないの。これがあなたに対する気持ち。」
前は一緒にいるのが当たり前で、すごくドキドキしたのに、今はドキドキしない。恋じゃないんだ。友達としての気持ちだったんだって気付いた。だけど、あの頃の2人でも、もうない。今まで通り幼なじみとして一緒にいることもできないんだってことも気付いた。

きっと、何もなければ今まで通り幼なじみとして一緒にいたんだろうな…
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