生きる。~番外編~



「よしっ。」


私はリビングへ降りた。


「夕飯、作るか?」


「うん!」


「由茉の飯も久しぶりだな。」


「結婚してからも食べに来てるじゃん。」


「たまにだけど。」


……………先月も来たよ、お兄さん。


「ま、いいや。

一輝ポテトサラダ作ってね。」


一輝のあのポテトサラダは本当にひさしぶり。

もう何年食べてないかな。


「メインは由茉な。」


「うん。」


こうやって一緒にキッチンへたつのは

私が高校生の頃、この家に住んでた頃が最後。


懐かしいや。



「多香子さんと龍輝はいつ帰ってくるの?」


「明日の昼だってさ。」


「そっかぁ、早く会いたいなー。」


龍輝、おっきくなったかなぁ。

最後に会ったのは生まれたときだから

大きくなってなきゃ困るけど。


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