生きる。~番外編~



「颯と純はいなかったけど

俺らが一輝さんと初めてあったとき

湊、1発殴られてるからな。

湊は1発も殴ることができずに。」


「しかも本気じゃなかったよね、あれ。」


「一輝さんはいつも本気じゃない。

あの人が本気を出す日ってあんのかな。」


新井さんが言った。


「俺が蘭に入った頃、蘭は一輝さんに潰されて

如月の傘下となったけど

その時の一輝さんも全然本気じゃなかった。

俺も一輝さんが殴られてるところは見たことない。」


「さすが輝さんの息子だな。」


「それを言うなら晴輝もそうだけどね。

ま、一輝は武道習ってたしなぁ。

晴輝はなにもやってなかったし、その差なのかな。」


おかげで私が小さい頃

晴輝が遊び相手になってくれてたんだけどさ。

一輝はいつも習い事でいなかったし……


「で、湊はいつ帰ってくんの?」


「さぁ?帰るときは連絡するっていってたけどね。

新井さんはなにか聞いてる?」


「いえ、なにも。

私より片桐さんのところへ連絡が行くと思います。」


「あ、そっか。

まぁ柳さんか雄が連絡してくるか。」


湊、アメリカ行くときは英語ペラペラな

雄を必ずつれてくから。


< 322 / 532 >

この作品をシェア

pagetop