恋じゃないと願うだけ
仕方なく、エリナと別れた最初の場所に戻る事にした。
過ぎていく時間に
大きくなる不安。
今何時間だろう…
太陽が沈もうとしているのを不安に感じた事は初めてだった。
知らない場所にポツンと残された寂しさから涙がこぼれた。
誰も居ない世界に投げ出されたような気分だった。
ただエリナの帰りを待つことしか出来ない。
「拓君…」
ふと頭に浮かんできた彼の名前を呼んだ。
来るはずのない彼を…
「呼んだ?」