めぐり逢えたのに
佐々倉が出て行った後、私は、まず友美に連絡を取った。
軽く事情を説明した後、しばらくギャラリーをお休みすることになるかもしれない、と伝えた。
「分かった。でも来月の企画展の準備はちゃんと進めておいてね。作家さんたちに確認したり、お客様に連絡とるのはしてもらえる?」
「もちろんよ。一日中家にいて退屈しちゃうから、丁度いい。」
「じゃ、万里花に任せるからね。何かあったらちゃんと連絡してよ。」
「友美、ホントにありがとうね。」
それから、佐藤ばあにも電話して、後から家に来てもらうようにお願いした。お使いなどを頼みたかったし、話もしたかった。
そのうちに、ピンポンピンポンとインターホンの音がうるさくなるので、私はうんざりしてきて、コンセントを引っこ抜いてしまった。
こんな調子なら、今ごろは拓也のところに大勢のマスコミが押し掛けているのだろうか。
何と言っても、今が旬の小野寺拓也だ。
しばらくは騒がれるだろうな……。
それに、父は何と思うだろう?佐々倉の義父と義母にもじきにわかってしまうに違いない。
息子の浮気が発覚したばかりで、今度は嫁が芸能人と不倫……。お義母さんのいきり立つ鬼のような形相が頭に浮かんで、私は不謹慎にも笑ってしまった。
笑える余裕があるのか、それとも、追いつめられて笑うしかできないのか。
私は気がヘンになりそうだった。
軽く事情を説明した後、しばらくギャラリーをお休みすることになるかもしれない、と伝えた。
「分かった。でも来月の企画展の準備はちゃんと進めておいてね。作家さんたちに確認したり、お客様に連絡とるのはしてもらえる?」
「もちろんよ。一日中家にいて退屈しちゃうから、丁度いい。」
「じゃ、万里花に任せるからね。何かあったらちゃんと連絡してよ。」
「友美、ホントにありがとうね。」
それから、佐藤ばあにも電話して、後から家に来てもらうようにお願いした。お使いなどを頼みたかったし、話もしたかった。
そのうちに、ピンポンピンポンとインターホンの音がうるさくなるので、私はうんざりしてきて、コンセントを引っこ抜いてしまった。
こんな調子なら、今ごろは拓也のところに大勢のマスコミが押し掛けているのだろうか。
何と言っても、今が旬の小野寺拓也だ。
しばらくは騒がれるだろうな……。
それに、父は何と思うだろう?佐々倉の義父と義母にもじきにわかってしまうに違いない。
息子の浮気が発覚したばかりで、今度は嫁が芸能人と不倫……。お義母さんのいきり立つ鬼のような形相が頭に浮かんで、私は不謹慎にも笑ってしまった。
笑える余裕があるのか、それとも、追いつめられて笑うしかできないのか。
私は気がヘンになりそうだった。