彼女のことは俺が守る【完全版】
「ああ」
四輪駆動の車は降りる方が乗るよりも楽だけど、篠崎さんの手があると安心感が違う。二回目に触れた指先にドキッとしてしまった。篠崎さんは私を降ろすと、マンションのエントランスの方に歩いていく。
「暗証番号押すから覚えて」
そう篠崎海が言ったのは駐車場を抜けてエントランスを入ったところだった。そこにはセキュリティの為のオートロックが用意されている。漆黒の黒曜石が豪華さを誇る中に埋め込まれているオートロックは鍵ではなく身体認証システムを利用したものだった。身体認証システムを利用しない時は部屋番号と暗証番号、それとカードキーでも開くようだった。
『1192』
篠崎海は自分のポケットからカードキーを取り出すと、バーコードを翳してから、暗証番号を入力していく。そして番号を打ち込むとニッコリと笑った。
「覚え方はわかるだろ。でも、誰にも言ってはいけないよ。里桜の認証は後からするからそれまではこのカードを使うことになるよ」
「わかりました」
『いいくに作ろう鎌倉幕府』は歴史の年表の覚え方で小学校の時に覚えたものだった。こんなところに篠崎海の遊び心を見たような気がして、少しだけ親近感が湧く。
覚えやすいとも思った。
暗証番号を打ち込んだと同時に自動ドアが開き、エントランスの中に入ることが出来て、そこは煌びやかなエレベーターホールになっていた。高層マンションというのもあるからだと思うけど、四機もあるのは凄い。ホテル並みのエレベーターの数に驚く私がいた。
四輪駆動の車は降りる方が乗るよりも楽だけど、篠崎さんの手があると安心感が違う。二回目に触れた指先にドキッとしてしまった。篠崎さんは私を降ろすと、マンションのエントランスの方に歩いていく。
「暗証番号押すから覚えて」
そう篠崎海が言ったのは駐車場を抜けてエントランスを入ったところだった。そこにはセキュリティの為のオートロックが用意されている。漆黒の黒曜石が豪華さを誇る中に埋め込まれているオートロックは鍵ではなく身体認証システムを利用したものだった。身体認証システムを利用しない時は部屋番号と暗証番号、それとカードキーでも開くようだった。
『1192』
篠崎海は自分のポケットからカードキーを取り出すと、バーコードを翳してから、暗証番号を入力していく。そして番号を打ち込むとニッコリと笑った。
「覚え方はわかるだろ。でも、誰にも言ってはいけないよ。里桜の認証は後からするからそれまではこのカードを使うことになるよ」
「わかりました」
『いいくに作ろう鎌倉幕府』は歴史の年表の覚え方で小学校の時に覚えたものだった。こんなところに篠崎海の遊び心を見たような気がして、少しだけ親近感が湧く。
覚えやすいとも思った。
暗証番号を打ち込んだと同時に自動ドアが開き、エントランスの中に入ることが出来て、そこは煌びやかなエレベーターホールになっていた。高層マンションというのもあるからだと思うけど、四機もあるのは凄い。ホテル並みのエレベーターの数に驚く私がいた。