彼女のことは俺が守る【完全版】
篠崎海は私が頷いたのを見ると少し顔を緩め、いつもの優しい微笑みを浮かべる。優しい声よりもさっきの力強い声の方が私をドキドキさせる。優しいと思っていた人の強い部分とのギャップに私は驚いたと同時にその強さが眩しく感じていた。ドキドキした鼓動は食事が終わるまで収まることはなかった。
「今日は土曜日だから里桜の仕事よりも先に俺が出ると思っていたけど、里桜の方が早かったな」
そう篠崎海が言ったのは私が会社に行く準備を終わらせて玄関先で靴を履いている時のことだった。昨日の夜に篠崎海は『里桜が起きたら居ない』って言っていたからそれなのだろうと思う。でも、普段の私なら土日は休みだから、システムダウンが無ければ今日は普通の休みになるはずだった。
「普段は休みです。今日は特別です」
「そうなんだね。でも、仕事は大事だから頑張って。里桜。仕事が終わったらすぐに連絡して。俺も出来るだけ早く仕事を終わらせるから」
篠崎海は明日から京都にロケに行くというのに、今日も仕事でその後に私の買い物に付いて行こうとする。まだ、結婚するとか覚悟の出来てない私には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「あの。本当に昨日借りた部屋で十分です。明日からロケなら休んだ方がよくないですか?」
「連絡待っているよ。頑張っておいで」
篠崎海の中で今日の買い物は決定事項なのだろう。私の言葉はニッコリと笑ってかわされていく。
「はい。行ってきます」
「今日は土曜日だから里桜の仕事よりも先に俺が出ると思っていたけど、里桜の方が早かったな」
そう篠崎海が言ったのは私が会社に行く準備を終わらせて玄関先で靴を履いている時のことだった。昨日の夜に篠崎海は『里桜が起きたら居ない』って言っていたからそれなのだろうと思う。でも、普段の私なら土日は休みだから、システムダウンが無ければ今日は普通の休みになるはずだった。
「普段は休みです。今日は特別です」
「そうなんだね。でも、仕事は大事だから頑張って。里桜。仕事が終わったらすぐに連絡して。俺も出来るだけ早く仕事を終わらせるから」
篠崎海は明日から京都にロケに行くというのに、今日も仕事でその後に私の買い物に付いて行こうとする。まだ、結婚するとか覚悟の出来てない私には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
「あの。本当に昨日借りた部屋で十分です。明日からロケなら休んだ方がよくないですか?」
「連絡待っているよ。頑張っておいで」
篠崎海の中で今日の買い物は決定事項なのだろう。私の言葉はニッコリと笑ってかわされていく。
「はい。行ってきます」