彼女のことは俺が守る【完全版】
一緒に時間を過ごすたびに私の中での篠崎海の存在が大きくなっていく。私にとってテレビの中の人でしかなかった篠崎海は今、目の前にいて、それも眩いばかりの微笑みを浮かべ私を見つめているのだった。食後のコーヒーまで飲み終わると、篠崎海はフッと息を吐く。そして、意を決したような声を出したのだった。
「あのさ…。里桜のメールアドレスを知りたい」
真剣な表情で言われるから何かと思ったら、まさか私のメールアドレスを聞かれるとは思わなかった。
私は篠崎海から名刺を貰った時に携帯の番号と共に、メールアドレスを聞いていた。でも、連絡は電話でしか取ったことが無かったから私のメールアドレスを篠崎海は知らない。婚約記念のディナーをしているのに、メールアドレスも知らないというのが私と篠崎海の関係だった。
「いいですよ。どうします?」
「里桜は俺のアドレスを登録している?」
「まだしてないです」
「それなら、里桜のメールアドレスを教えてくれたら、俺から里桜の携帯にメールするよ。それを里桜は登録してくれたらいい」
私はバッグの中から携帯を取り出すと、自分のメールアドレスの画面を開いて、篠崎海の方に差し出したのだった。それを見ると篠崎海はサラッと指を、画面上に動かしながら私のメールアドレスを自分の携帯に打ち込んでいく。そして、篠崎海は私を見てニッコリと笑った瞬間、私の手の中にあった携帯が震えた。
「あのさ…。里桜のメールアドレスを知りたい」
真剣な表情で言われるから何かと思ったら、まさか私のメールアドレスを聞かれるとは思わなかった。
私は篠崎海から名刺を貰った時に携帯の番号と共に、メールアドレスを聞いていた。でも、連絡は電話でしか取ったことが無かったから私のメールアドレスを篠崎海は知らない。婚約記念のディナーをしているのに、メールアドレスも知らないというのが私と篠崎海の関係だった。
「いいですよ。どうします?」
「里桜は俺のアドレスを登録している?」
「まだしてないです」
「それなら、里桜のメールアドレスを教えてくれたら、俺から里桜の携帯にメールするよ。それを里桜は登録してくれたらいい」
私はバッグの中から携帯を取り出すと、自分のメールアドレスの画面を開いて、篠崎海の方に差し出したのだった。それを見ると篠崎海はサラッと指を、画面上に動かしながら私のメールアドレスを自分の携帯に打ち込んでいく。そして、篠崎海は私を見てニッコリと笑った瞬間、私の手の中にあった携帯が震えた。