政略結婚から助けてくれたのは御曹司様



『なに話してるの?』


まだ流星群は見えないようで
望遠鏡から離れ、俺たちがいるテーブルへ戻ってきた志津香



「斗真さんの御母様の話」


お義母さんの話?と首をかしげる



「いつからお袋と仲良しなんだ?」



聞けば、んー、と考え
前から、と曖昧な返事が返ってきた


『いつだったかわからないけど、一緒に暮らして…すぐかな?斗真が仕事で留守の間にお義母さんが訪ねてきたの』



…はぁ?
訪ねてきた?……お袋が?


確かにお袋はたまに来る事はあった
が、必ず事前に連絡してくる

嫁にならない彼女には会いたくない
そんな暴言を吐いていた…きがする



「ちょっとまて、俺は何も聞いていないぞ?」



うん、秘密だったの



笑いながら言う志津香
責めるつもりは更々ない



『良くして頂いている』


だから心配いらないよ?と言うから
俺の心配は必要なかったようだ
< 129 / 136 >

この作品をシェア

pagetop