政略結婚から助けてくれたのは御曹司様
『なに話してるの?』
まだ流星群は見えないようで
望遠鏡から離れ、俺たちがいるテーブルへ戻ってきた志津香
「斗真さんの御母様の話」
お義母さんの話?と首をかしげる
「いつからお袋と仲良しなんだ?」
聞けば、んー、と考え
前から、と曖昧な返事が返ってきた
『いつだったかわからないけど、一緒に暮らして…すぐかな?斗真が仕事で留守の間にお義母さんが訪ねてきたの』
…はぁ?
訪ねてきた?……お袋が?
確かにお袋はたまに来る事はあった
が、必ず事前に連絡してくる
嫁にならない彼女には会いたくない
そんな暴言を吐いていた…きがする
「ちょっとまて、俺は何も聞いていないぞ?」
うん、秘密だったの
笑いながら言う志津香
責めるつもりは更々ない
『良くして頂いている』
だから心配いらないよ?と言うから
俺の心配は必要なかったようだ