変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
矢野さんが、家に着くだろう時間を推測して、ハンバーグを焼き始める。

ハンバーグを焼いてる間に、野菜を刻み、鍋にコンソメスープを完成させた。


ピンポーン…


矢野さんが帰ってきた。

鍵を持ってるはずなのに、いつも、矢野さんはインターホンを鳴らす。

最初の頃、なぜかと尋ねたら、

『玄関を開けた時にさ、美咲がいてくれたら嬉しいじゃん』

輝くばかりの笑顔を私に見せた。

『ああ?カバンから、鍵を出すのが面倒なんだよ』なんて言うと思ったのに、意外だった。





「おかえりなさい、矢野さん」

「ただいま。もしかして、ハンバーグ?すげーいい匂いする」


< 122 / 212 >

この作品をシェア

pagetop