変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
ちょうど焼きあがったハンバーグを、テーブルに並べる。

「「いただきます!」」

ハンバーグの真ん中にナイフを入れると、ジュワーととろとろのチーズが現れる。

良かった…ちゃんと出来てる。

味はどうだろ。


「美味い!チーズ入れたんだ?思い出すな」

「ふふ…ちょっと真似してみた」


涙を流しながら作ったポテトサラダも、いい具合に冷えて食べ頃で、矢野さんは「美味しいね」て、おかわりしてくれた。


食後は、カモミールティを淹れた。甘く優しい香りに包まれた。









「矢野さん、私…ここを出ます」

矢野さんの目を見たら、「今のはナシです」と言ってしまいそうで、終始目は合わせず俯いていた。


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