変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
乱雑に積み上げられていた得意先企業関連の書類を、何冊かのファイルに分けたら、すっきりと見やすくなった。
あと数社分あるのに、綴じるためのファイルが足りなくなった。
「白石さん、ファイルを取りに行ってきます」
「ありがとう。備品保管庫の場所は分かる?」
「はい、分かります。入社初日に教えていただきました」
鍵で、備品保管庫の扉を開け、空ファイルが収納してある棚の方へ進むと、先客がいた。
ボソボソ…
カサ…
よく聞こえないけど、話し声は二人分だ。
10冊分の空ファイルを手に取り、出入口へ向かう途中、何となく声の方を見ると、そこにいたのは矢野さんで、もう一人は制服しか見えなかったけど、あのワンピースは秘書課の女の人だ。
細くて綺麗な腕が、矢野さんの背中に回っている。
あと数社分あるのに、綴じるためのファイルが足りなくなった。
「白石さん、ファイルを取りに行ってきます」
「ありがとう。備品保管庫の場所は分かる?」
「はい、分かります。入社初日に教えていただきました」
鍵で、備品保管庫の扉を開け、空ファイルが収納してある棚の方へ進むと、先客がいた。
ボソボソ…
カサ…
よく聞こえないけど、話し声は二人分だ。
10冊分の空ファイルを手に取り、出入口へ向かう途中、何となく声の方を見ると、そこにいたのは矢野さんで、もう一人は制服しか見えなかったけど、あのワンピースは秘書課の女の人だ。
細くて綺麗な腕が、矢野さんの背中に回っている。