変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
「白石さん、お待たせしました。あと10冊あれば十分ですよね?」

法人営業部に戻った私は、にこやかに白石さんに話しかける。

「そうだね。じゃあ、これだけファイリングしたら、お昼に行こう」

「はい!」

「おっ、元気がいいねぇ」

嬉しそうに私を見た白石さんと、作業を再開させた。

膨大に見えた書類の整理も、二人でやると早い。
書棚に綺麗に並んだファイルを見て、自分たちの成果に満足する。

「出来たね。これで使いやすくなったよ。瀬戸さんお疲れさま」

「はい!綺麗になりましたね。白石さんお疲れさまでした」

「じゃあ、お昼に行こう。今日はね、社食のA定食がオムライスなんだ」

そわそわする白石さん。

「オムライスですか?」

「人気メニューだよ。デザートにプリンも付くよ」

プリン…

「早く行きましょう!白石さん」

白石さんを急かす。甘いものは苦手だけど、つるんと喉越しのいいプリンやゼリーは好物だ。



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