変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
社員食堂は、混雑していた。

販売機で食券を買い、白石さんとA定食のオムライスをゲットした。もちろん、冷蔵庫からプリンを取ることも忘れない。

トレーを手にしたまま、どこへ座ろうか、キョロキョロしていると、

「美咲〜こっち空いてるよ〜〜」

広報室の同期、佐伯 悠里に呼ばれた。

「ラッキー、瀬戸さん、あの子同期の佐伯さんだよね?あの窓際の席に座らせてもらおう」

白石さんは、スタスタと歩いて行く。

えーーっ⁉︎
叫びそうになるのを必死に堪えた。

窓際の席に座れるのは嬉しいけど、悠里と同じテーブルにいるの、矢野さんじゃん…

関わりたくないのに…

足取りが重くなる。

「瀬戸さーーん、早くおいでよ」

私の事情など知らない白石さんが、ニコニコと笑顔で私を呼ぶ。

はーい、行きまーす…と返事をし、渋々その席に行くと、空いてるのは矢野さんの向かい側で…


厄日だ。





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