変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
今だって、瀬戸をからかってやろうと中庭に来たら、俺の知らない男と仲よさ気に話してるし。
そっと二人に近寄ると、瀬戸が男に『好きよ』と言うのが聞こえた。
そう言った時の瀬戸の表情が、蕩けそうにうっとりしていて、無性に腹が立った。
イライラする。
それにしても、誰なんだ?あの男は。遠目に、男を凝視する。
愛しい者を見るように瀬戸を見つめる男。上質なスーツを着こなす落ち着いた態度…
この中庭にいるってことは、社内の奴か取引先だ。
二人の様子をぼんやりと見ていると、男が立ち上がり、瀬戸の頭に軽く手を乗せ、何かを言っている。
まただ…瀬戸の蕩けるような、甘い表情。
何だよ。そんな顔も出来るんじゃん。
その甘い表情をさせたのが、俺じゃなくて見知らぬ男って事が、すごく嫌だと思った。
そっと二人に近寄ると、瀬戸が男に『好きよ』と言うのが聞こえた。
そう言った時の瀬戸の表情が、蕩けそうにうっとりしていて、無性に腹が立った。
イライラする。
それにしても、誰なんだ?あの男は。遠目に、男を凝視する。
愛しい者を見るように瀬戸を見つめる男。上質なスーツを着こなす落ち着いた態度…
この中庭にいるってことは、社内の奴か取引先だ。
二人の様子をぼんやりと見ていると、男が立ち上がり、瀬戸の頭に軽く手を乗せ、何かを言っている。
まただ…瀬戸の蕩けるような、甘い表情。
何だよ。そんな顔も出来るんじゃん。
その甘い表情をさせたのが、俺じゃなくて見知らぬ男って事が、すごく嫌だと思った。