変わらぬ愛なんて、あり得ない!【甘い香りに誘われてⅡ】spin off
座っててと言われ、カモミールティを飲みながら座ってると、ブイヤベースのいい香りが漂ってきた。

グーーッ…

私のお腹が、空腹を主張する。

静かな部屋で、聞こえちゃう…

「お待たせ。胃が弱ってそうだから、リゾットにしたよ」

ガラステーブルの上に、いい香りのリゾット…


グーーッ…


私のお腹が、また騒ぎ出した。

カアァ…

恥ずかしい…

「クスッ…熱いから、フウフウして食べろよ」

フウフウ…て。

「はい。いただきます」

ひと匙すくって、そっと口にする。

口の中に、コンソメとバターの風味が広がる。

「…美味しい」

そんな私を見守るように、矢野さんが見つめる。

「たくさんあるから、食べたいだけ食べろ」

「ありがとう。矢野さんも食べよ?」

「……っ、そうだな。食べようか」

ローテーブルの前に、二人並んでリゾットをいただいた。







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